立憲、国民、共産、衆院会派「社保」、社民の野党5党派の党首は13日午後、現在衆院内閣委員会で審議されている国家公務員法改正案が、明日明後日にも採決される動きがあることから国会内で会談。検察官の定年延長規定を切り離すよう与党に強く求めることで一致しました。会談には各党派の国会対策委員長も同席しました。

　会談後、記者団の取材に応じた枝野幸男代表は、コロナ対応に総力を挙げ立ち向かわなければならず、野党としても協力できることは全面的に協力するという姿勢で建設的な提案を与党に先立ち重ねてきており、引き続き徹底して最大限やっていくとした上で、検察官の中立性、三権分立を損なうような問題を一顧だにせず強引に推し進めることは断固容認することができないと述べました。

　また、今後の対応については、各党派の国会対策委員長で協議し進めていくことになると述べました。

　記者から、「 #検察庁法改正案に抗議します 」というツイートが900万を超えたなか、国民の中での大きなうねりをどう思うか、また、改めて与党に呼び掛けたいことについて問われると、これだけの大きなうねりになったのは、国民の皆さんのいろいろな多様な思い。謙虚に真摯に向き合い、その声に応え、最大限の努力をしていく重い責任が課せられている。私と福島さんは法律家で、与党の中にも同業の方が多い。検察官の中立性についての認識を十分お持ちの方の多い公明党、切り離すべきだと公言されている維新、こうした皆さんはぜひその責任をしっかりと果たしていただきたい」と述べました。