立憲民主党秋田県連合は11月10日、国や県の政策課題について、パートナーズや県民の皆さんと意見を交わすタウンミーティングを秋田市内で開催。党所属の自治体議員と合わせて約70名が参加し、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が配備候補地となっている陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」問題や、疲弊する地方の問題など、多岐にわたるテーマについてワークショップ形式で話し合いました。
会は2部構成で行われ、第1部の冒頭、県連代表の小原正晃県議は「昨年の県連設立以来、統一地方選や参院選を通じ、地方に光が当たる政治を目指して活動してきた。強い者がより強くなる政治は必要ない」と強調。また、7月の参院選秋田選挙区において、党県連など野党3党の県内組織などが支援し勝利した寺田静参院議員(無所属)があいさつしました。イージス・アショア配備の問題については、「与野党の先生方の会館事務所を訪ね、配備候補地が住宅地にあまりにも近い事実をお伝えしている」など、配備反対の賛同を求める活動などが報告されました。
第2部では、参加された皆さんが7つのテーブルに分かれ、座長を中心として活発な意見交換がなされました。イージス問題の関心の高さもさることながら、いくつかの主な意見として「非正規雇用は社員と同じ仕事をさせられていながら待遇は改善されるどころか悪化している。根本原因はどこにあるのか」「派遣法やパート労働法などの正しい規制により、働くことでしっかりと生活ができる社会を」といった働き方に関することや、「企業が首都圏に集中し、人口減少に歯止めがかからない。止めることはできないが、地方が地方の良さを認め、快適な街づくりを」といった地方の人口減少問題、また「学力テストなどにかたよらない教育を」「教育においても地方格差が大きく、学びたい子どもたちに光の手を差し伸べてほしい」といった教育の問題など、熱の込もった議論が交わされました。
立憲民主党の体制や方向性を含め、こうした会でご意見をいただくことによって課題が山積していることをあらためて認識しました。会の最後に、本日いただいた意見は党本部と共有し、県連で議論を重ねながら答えていくこと、また今後も県内各市町村で開催していくことをお伝えし、会を閉じました。